2011年12月11日日曜日

THE MANZAIを面白くするかどうかは、ナイナイでも認定漫才師でもない


12月17日(土)、19:00より生放送される「THE MANZAI」。島田紳助が引退したため、番組を煮詰め切ることができたかどうか不安な中行われる。取り敢えず、ビートたけしをトップに置き、箔をつけている感だけはする。

M-1とどう差別化させるか?これが番組の命題になる。スポンサーが撤退したことでM-1は終了したが、THE MANZAIが今後続くかどうかは、今回が非常に大事である。すでにM-1が行われていたため、視聴者としてはM-1の延長線として番組を認識している。そこで番組の色を出せるか、強いては面白い番組になるかだが、M-1が20%の視聴率をとっていただけあって、ハードルが高いことは事実である。

番組側が一番重視しているのは、ナイナイでも認定漫才師でもない。認定漫才師は時間と言うプレッシャーを与えているため2番目に重要な要素と言えるが、一番は審査員である。ナイナイはどうでも良い。彼らはフジテレビ側、主催者側として立ち回れれば良い。めちゃイケでがっつり司会に徹する姿を見せてくれれば自ずと面白くなると思う。

M-1が面白かった、人を惹きつける番組となり得た最大の理由は、島田紳助、松本人志を始めとする、お笑い芸人として確固たる実力、分析力を持った人間たちによって審査されていたからである。彼らの評価、解説、お墨付きが視聴者を無理にでも納得させることができたし、今後のブレイクへの序章となり、現に今それはテレビ出演という形で証明されている。

放送1週間前を切り、「THE MANZAI」で最後まで発表されていないのが、審査員9人である。M-1時代から、この審査員になりたがる人は少なかった。最後のM-1では審査員が足りず、ネプチューンの名倉潤、くりぃむしちゅーの上田晋也が候補に上がったが、彼らはオファーを断った。結果、雨上がり決死隊の宮迫博之とさまぁ~ずの大竹一樹になったが、人選には苦労したようである。実質は島田紳助が口説き落とさないと審査員になってもらえないのが現実であった。

そんな困難状況で「THE MANZAI」は誰をキャスティングするのか。正直、今回の「THE MANZAI」はここでほとんど決まる。納得できる人たちが席に座るだけで来年の「THE MANZAI」が面白くなると思う。

視聴者は面白ければ、笑えれば良いのであるが、それでも一番というのは決めなければならない。笑いという、一種芸術に似た感のあるものには、長年に渡って笑わせてもらった芸人により決めてもらうのがBETTERな選択肢だと思う。キング・オブ・コントのようなやり方は面白くないのでやめて欲しい。

そうなると、出てくる芸人は限られてくるが、やっぱり審査委員長は誰なのだろうか。紳助がいないからさんまがやるなんて自体だったら、この上ないことになるだろうが。
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