2011年11月2日水曜日

有吉弘行を囲い込んだロンドンハーツ

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有吉弘行がテレビ朝日の『ロンドンハーツ』のレギュラーになったことが、11月1日放送分で明らかになった。1999年の放送以降、企画ごとのレギュラーは他のタレントでもあったが、番組側が冠内のレギュラーとして正式に発表したのは初めてである。

端から見ていると、スケジュールを押さえたいからレギュラー契約を行ったのだろう。それぐらい今の有吉弘行の芸の質、演技力は素晴らしい。

今やレギュラー・準レギュラー含めると13本ある売れっ子であるだけでなく、新企画には必ず呼ばれている。本人は単価が安いからと説明しているが、それでも呼ばれているのはすごいことである。

引く手数多となったこの状態だとスケジュール調整がうまくいかなくなる。裏番組に出演されるとなお困る。『リンカーン』でも100秒の世界は初めは有吉が務めていたが、『スター☆ドラフト会議』にレギュラー出演したため、今はバナナマンの設楽統が務めている。別に設楽統が有吉の代わりというわけではない。彼の新企画をまとめ込む力量、技の多様性が群を抜いている。番組を流れを常に読みながらその中で適格なコメントを放っている。絵に描いた餅を見て餅を本当に作ってしまう。

現場にいながら編集作業しているかのごとく発言しているのは、裏方としては非常に心強いと思う。ザキヤマのようにマシンガントークで無数のフックを投げかけて人を笑わせるのも悪くはない。だが、それでは企画がぼやけてしまい、方向性や質の見極めがつきにくい。

有吉は仕事として人を笑わせている。ピースに「お誕生日会みたいな番組」と毒づいたのも彼の仕事の流儀として納得できないところがあったからではないだろうか。だから熊田曜子のように、説得力こそないが、一応話の流れはしっかりし、自分とは異なる意見を行う相手には容赦なく向かっていくのだろう。要はディベートで人を笑わせている。しかも論破しているわけだから相当頭はいい。

そんなことをノブコブの吉村崇が目指しているわけだが、彼ができないのは自分の立ち位置がわかっていないから。破天荒が何かを理解できていない。だから「騒いでいるだけ」と見えてしまう。


最近の広告代理店の調査で好感度が高い結果が出たそうだが、『クイズ☆タレント名鑑』のような人の不幸を嘲笑う下世話番組まで行なっていて好かれているなると、晩年はビートたけしの毒舌の部分を引き継いでいるのかもしれない。
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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

有吉さんかっこぃぃ。可愛ぃ。好き。

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