2011年10月24日月曜日

なぜフジテレビはイマつぶを推すのか?

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フジテレビが行っているTwitter風サイト「イマつぶ」。中身はfacebokと同じである。

IPPONグランプリで視聴者投稿を促すのに紹介されていて気になって調べてみたら、内容はTwitterとまったく同じで、パソコンや携帯、スマートフォンからアクセスでき、Retweetに代わる「広める」やハッシュタグにあたる「話題」など、パクるところはフジテレビらしい。でも二番煎じは通じないビジネスの世界でなぜフジテレビが行っているのかと疑問が生じる。

サイトを見ていたら思うが、イマつぶは閉鎖的なサイトだとわかる。無料でもフジテレビのIDを取得する必要があるが、大したことはできない。視聴者は参加意識をさらに高めるにはよいツールではあるが、そこまでの投資を行う必要性は少ない。すでにTwitterがあり世界的に広まっているにもかかわらず。

このサイトはつぶやく「場」の提供よりもサイトの「閉鎖性」がポイントで、つまり、情報を抱え込みたいというのがフジテレビ側の狙いである。

 今やインターネットはgoogleによって支配されている。検索すれば、情報を拾うことはできる状況である。そこをついて、細かい、閉鎖的空間で密接な関係を構築するところに焦点をあてたビジネスがTwitterやfacebookである。日本ならmixiなどが有名である。

知っている人は知っているが、このようなサイトはgoogleの検索にひっかからない。Twitterですら、2000件でウェブからは消える。facebookはこの閉鎖性を武器に莫大な広告費を獲得している。

Twitterの場合は「つぶやく」という単純な感情の文字と「時間」を提供している。これらは、精確な解析を行うことができれば、視聴率に匹敵する立派な「情報」である。しかも解析結果は次の番組へフィードバックができる。一種のマーケティングのようなものだ。

視聴者はさりげなく個人情報を渡しているとも言えるが、それで番組がおもしろければ結構な話である。

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