2011年9月1日木曜日

「さしこのくせに」から見える日本人の価値観

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AKB総選挙ではサプライズと言われたチームA所属の指原莉乃さん(45227票 速報:7位 前回:19位 前々回:27位)。彼女は「さしこのくせに」でAKB48で唯一の冠番組を持っている。

当初は期間限定であったが、延長され予想以上に根強い人気がある。



AKB48だけでなく、日本のアイドル文化は「育てる」に尽きる。ジャニーズも同様であるが、アイドル的人気は、荒削りさの中から光る「何か」がポイントとなる。

その「何か」とは人それぞれが求めるものであろうだが、一番は「変化率」だと思う。

プロと言われる人は、「変化」することが変化していないように見える。けれども、ファンは変わっているように見えている。「今回の曲は前と違って・・・だよね」なんて、詳細に分析しているが、一般人から見えればそこまでの変化を感じない。最近だと、安室奈美恵さんや福山雅治さんはうまく変化している。ファンのイメージを崩さない程度に新たな分野へ向かい自分を魅せている。

一方で日本のアイドルは、そのような技量は求めず、そのもの本人の対応を楽しむ傾向がある。完璧を求めないというか、危なっかしいところに愛着を感じる。どこか予測不能さがある。言い方変えれば「不思議ちゃん」みたいなところが好感を持たれる。

これが、日本の美術・芸術に通づる。日本の美意識には「自然」や「不完全さ」という、人工的なところを嫌う。庭園も自然との調和が重視され、非対称的な建築物や傷がついた茶器、若さ故に趣深さを感じたりと海外の美意識とは価値観が異なる。

そして若さと反比例して完璧さを求める。作品だけでなく、人間として鑑賞対象になるのだろう。そこが番組の面白さなのだろう。

後に化けてプレミアとなるかもしれない。
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