2011年8月25日木曜日

島田紳助さん引退による芸人のデメリット

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島田紳助さんが芸能界引退の原因が暴力団との関係があったということだが、これがなぜ芸人のデメリットとなるのか。

彼がきっかけもったのは、編集で切られると思っていたところが放送されてしまい、右翼団体の怒りを買ったことから始まったが、笑いの中には相手を貶めることがある。日常生活でも、誰かを否定することで面白可笑しくするということは多々見受けられる。

問題は、それが特定の一程度の数を抱える団体レベルになった時である。例えば動物愛護や人権擁護、男女差別など、ある程度の規模の団体に対して風刺的に毒舌を放とうとすれば団体側からの反発が来る。世間的にいう’ややこしい’事態である。

そしてその反発が実力行為に及ぼうとすれば、仕事並びに、プライベートにまで進む。

期間が長ければ相当の精神的ショックを受け、仕事に支障が出る。本人は批判ではなく笑いのための行動・言論に対し賛否は必ずあることについては納得できるが、何故ここまで追い込むのか。見なければいいじゃないか。どうしてだ・・・・といった考えなのだろう。自分では解決できない問題だ。

しかも、その反発が法律上の罰を下すことができない。警察・弁護士にお願いしても解決できない。そういう時に暴力団が力を発揮する。

事務所側もこれまでは容認していたのだろうが、今の時代は許されない。今いる芸人は、かなり言葉を選ばないとその時は良くても、後々’ややこしい’ことになる。



島田紳助さんは、個人の発言による多数的でない(数百万単位)特定の団体からの反発への対応としての解決策として選んだ手段なのだろうが、通用しないと他の方法を模索しないといけない。芸人は基本的には個人事業主と同じ立ち位置であることから、芸の幅が非常に狭くなる恐れがある。才能があっても、陽の目を浴びない人も出てくる。

笑いの形が変わっていくのは社会の流れなのだろうが、そこを超えるのが芸人というものである。そこには期待したい。

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